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株式会社日立ハイテクソリューションズ
総務部 調達グループ
室田 綾子 氏

●所属企業について●
「半導体製造装置メーカー」と「商社」という2つの顔を併せ持つ日立ハイテクノロジーズのITソリューション分野を受け持つグループ会社。
業界トップシェアの「医薬品品質管理システム」をはじめ「総合経費管理システム」「テレビ会議システム」「放送局向け映像システム」等のシステム製品、ITインフラ、各種ソリューションの提案・構築・技術サポートを事業内容としている派遣先企業。

●プロフィール●
2008年1月入社。総務部 調達グループへの配属となる。派遣・請負契約関連を担当し、主に契約書の作成や各派遣元企業の営業担当者の方との連絡調整、請求書の処理、派遣スタッフの方の勤休管理などの業務に携わる。(第3回「派遣検定」合格者)


派遣先企業も、関連法令等の知識習得は必須
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―なぜ「派遣検定」を受けようと思ったのですか。

 第2回「派遣検定」前、新聞掲載の広告を見た同じ部署の同僚から聞いたのがきっかけで、この検定試験を知りました。
 派遣先企業が遵守すべき法令が多数ありますが、契約関連を担当する上で、法令に関する知識の習得は必須になってきます。その中で「派遣検定」に出題される問題は、数々の法令に関した出題であり、どの程度自分の身についているか確認する意味で必要だと感じ、受験しました。

―どのような方法で勉強をしましたか。

 今回の受験は二度目でした。初めて受験した第2回「派遣検定」では、検定試験前の事前研修を受講して試験に臨みましたが、惜しくも2点足りませんでした。そこで、今回も第3回「派遣検定」前の事前研修を受講して学習をすすめました。
 具体的には、主に事前研修の際に配られたテキストをもとに、研修後の自主学習をすすめました。理解が弱い部分は、インターネットを利用して知識を補足しました。また、厚生労働省や労働基準監督署が作成している資料やリーフレットなどもわかり易く、勉強になりました。

各法令の一般的な勉強に役立つ「派遣検定」
―検定試験を受験されて、いかがでしたか。

 前回(第2回)の受験のときは、自分の勉強不足な面もあり問題を読み解くのに、とても時間がかかってしまいました。ですが、今回の第3回の試験は、前回に比べてすんなり解釈できる問題もあり、最後の問題までじっくり考える時間がありました。
 また、私は視覚障害者なのですが、協議会の方に色々ご配慮していただきましたので、安心して受験することができました。

―「派遣検定」合格後、周囲の反応いかがでしたか?

 周囲の反応は、これといって変わりないですね。というのも私自身の業務において、合格したことを実感できる機会にまだ出会えていないからかもしれません。ただ、「派遣検定」の合格認定証は私にとってアビリンピック(※)金賞に続く2つ目の勲章になり、よりいっそう自身の自信につながったことは事実です。今後は、社内で派遣検定のアピールをし、「派遣契約については、室田さんに聞けばOK!」と頼ってもらえるよう、今後も継続的に学習していきたいと思っています。

※アビリンピックについて
身体障害者が職業能力を人々に示そうとする大会。(全国障害者技能競技大会)
室田氏は、第30回大会・パソコン操作の技能種目において金賞を受賞。

―今後、「派遣検定」をどのように仕事に活かそうと考えていますか。

 派遣検定に向けて勉強した法令に関する知識などを、現在担当している契約関連業務に反映させていきたいと思っています。また、自社内の指揮命令者や関係者に対し『派遣先が担う役割』について、よりわかり易く説明し、派遣先企業が遵守すべき法令について社内の周知をより図りたいと思っています。

―これから受験する方へのメッセージを一言。

 派遣先企業にとっても遵守すべき法令が多数あり、幅広い知識を要求されます。「派遣検定」を受験することで、各法令について勉強をするのは有効だと思います。

―当協議会に望むことは何ですか。

 毎回、検定試験前に実施している事前研修はとても勉強になり、試験対策としても有効でした。ですが、開催が各会場、1日ずつしかないために、受講を希望しても日程調整が難しい場合など、やむなく受講を断念するケースが多々あるかと思います。受講できない方のためにも、研修テキストや過去問題を販売していただきたいと思います。

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