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コンプライアンスニュース 2015年12月号

※2015年12月に発行しましたコンプライアンスニュースの主な記事をご紹介します。
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【目次】
 ▼ 合格者の声 北電産業株式会社 小島 理恵さん
 ▼ 過去問題に挑戦!
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合格者の声

 第11回派遣検定では142名の方が合格されました。このコーナーでは今回の「派遣検定」に合格された方から、合格の秘訣、今後の抱負などをお伺いします。

小島 理恵さん
●合格者プロフィール●
北電産業株式会社
福井支店 人材事業部
小島 理恵さん
平成6年入社。
平成11年より4年間福井支店人材派遣部門の立上げに携わる。その後他部門へ異動となったが、5年前にコーディネーターとして人材派遣部門に再配属となり、現在は派遣先のフォロー営業も担当している。

●チーム員の会話の中に潜む法解釈を大切に
―合格おめでとうございます。今回の「派遣検定」受験の理由をお聞かせください。
 派遣先や派遣スタッフの皆様とのやり取りの中で法改正に不安を感じていることを知り、法を学び的確に回答し相互の信頼関係をより強くしたいとの思いから挑戦することにしました。

―派遣スタッフ、派遣先企業の双方の信頼を得るために、ということですね。どのような勉強をしてきたか教えてください。
 使用したテキストは、協議会発行のテキストや過去問題集を主に、必要に応じて派遣元責任者講習会のテキストや厚生労働省の業務取扱要領を活用しましたが、基本は日常業務をベースにチーム員の何気ない会話の中に潜む法解釈を大切にしました。なんと言っても仲間で議論し合える職場環境が合格への大きな要因となったものと思っています。日々の議論や実務を踏まえ、時には自分たちの過去の実務事例を検証するつもりでテキストや過去問題集を読み進めていくと、問題集の解説は法解釈の参考書そのものでした。
 また、問題集を解いていくうちに設問には正答を導く伏線となるものが隠れていることに気づき、そのキーワード探しに着目していくと、長い文章も思いのほか苦にならなくなりました。
 本番を意識し1問1分半で解答することにも心がけ、出来ないときは付箋を貼り後日読み返す反復勉強に努めました。

―職場で法解釈の議論ができるのは大きいですね。「派遣検定」を受けてみて気づいたことを教えてください。
 これまでの私は派遣法を覚えることに夢中でその背景を知ろうという意識はなく、先輩の指導に分かった気がしていただけでした。派遣法を修得することは派遣業務のバックグランドを知ることであり、他人の受け売りではなく、自分の言葉で派遣先やスタッフの皆様に納得いく回答を導くことであると再認識させられました。

―これから受験される方へアドバイスはありますか?
 派遣検定の問題に挙がる事例は、この業務に携わっている方が少なからず実務でご経験されている事例と大差のないものであり、日常の業務処理を確認するというスタンスで軽い気持ちで受験されたらと思います。

●派遣元と派遣先が同じ意識を持って法令遵守を
―今後、「派遣検定」をどのように生かそうと考えていますか?
 正直なところ自分はどの程度派遣に関する知識が備わっているのか、確認するための力試しとして受験しました。
 日常の業務は、チームとして取組んでいるため、仲間には遠慮することなく相談(利用)してくれるような職場風土を築いていきたいと思うとともに、派遣先、スタッフの皆様のニーズを的確に把握し、自信を持って業務に邁進したいと思います。

―まさに、冒頭で話していた信頼につながるように生かしていく形ですね。派遣事業におけるコンプライアンスに関して、普段の業務で感じていることはありますか?
 派遣法は規制が多く戸惑いを感じる今日ですが、よく考えてみると当然のことと思えることが多いようです。
 派遣事業のコンプライアンス違反は、単純に派遣会社の問題ですまされず、派遣先にも過大なご迷惑をおかけするものもあり、我々の対応のひとつひとつが信頼を生み信頼を損なうものです。
 派遣会社の従業員として、派遣事業に関する法令を熟知することは不可欠であると思いますが、思いやりと柔軟な発想を持って派遣先へ人材活用の提案が出来るか、またスタッフの皆様にとっても最良の働き方をアドバイスできるかが、これから派遣会社には求められるのではないかと考えています。
 コンプライアンスは我々派遣会社だけでなく派遣先のご協力が必要であり、両者が良きパートナーとなることが重要と感じており、同じ意識を持って法令遵守することが推進につながるものと思っています。

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過去問題に挑戦!

 このコーナーでは過去に派遣検定で出題された問題の中で、正解率が80%以下だった問題をご紹介します。皆様もぜひ挑戦してみてください。

○問題
1~5の中から、平成27年10月1日に施行された労働契約申込みみなし制度に関する記述として誤っているものを1つ選んでください。

1 派遣先が労働契約の申込みをしたとみなされるのは、派遣労働者を禁止業務に従事させるなどの違法行為が行われた時点である。

2 平成27年10月1日の施行時に違法行為が行われている場合、派遣先はその時点で労働契約の申込みをしたものとみなされる。

3 いわゆる偽装請負は、労働者派遣法等の規定の適用を免れる目的で、請負等の名目で契約を締結し労働者派遣の役務の提供を受ける行為とされ、「免れる目的」が要件として明記されていることから、偽装請負の状態となったことのみをもってみなし制度が適用される違法行為が行われているものとは推定されない。

4 労働契約法18条に規定する通算契約期間との関係では、派遣元事業主での労働契約期間と直接雇用となった場合の派遣先での労働契約期間とは通算して計算される。

5 労働契約が成立するのは、みなし制度に基づく申込みについて、派遣労働者が承諾の意思表示をした時点である。

(第11回出題 正答率:28.3%)

過去問題に挑戦!正解へ

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